生命保険選びのポイント
生命保険の種類とは?

生命保険の種類とは?


必要額がわかれば自動的に保険料が決まるので、あとは保険料との相談ということになりますが、この保険料は、保険のタイプによって異なります。この保険のタイプをいろいろと目にしたときから「保険は何かあったときに生活を維持するためのコスト」という保険の原則を忘れてしまう可能性がでてきます。
加入するなら掛捨型が基本であると最初に結論を述べておきましたが、この掛捨型を「もったいない」と思ってしまうときがこの瞬間なのです。

確かに、死亡保障の保険料だけで一生涯で数百万単位の保険料を払う場合もあるのですから、その金額があれば貯金ができる、年金もできる、と思うと目移りしてしまうのも確かでしょう。ですから、現実的には、どんな商品があるのを知ってから、原則に立ち返る、というパターンで保険を検討するのがよいでしょう。

しかし、検討するにしても、今度は保険の種類が多すぎて混乱してしまうのもまた事実です。

ここでも「シンプルに考える」ことが重要です。
死亡保障のための保険には大きく分けて、ほぼ保険料掛捨ての「定期保険」、そして死亡保障もありながら、貯蓄性の高い「終身保険」さらにインフレにたいへん強い「変額保険(終身型)」、と「養老保険」があります。終身、養老はどちらかというと、貯蓄の意味合いが強くなりますが(特に、現在では死亡保障として養老保険が候補に上がることは少ないとは思いますが)、主な保険としてこの4つを知っておくと頭の中を整理し易いでしょう。

ここでは「定期保険」「終身保険」「変額保険(終身型)」「養老保険」の4つの保険の大きな違いを把握してください。


「定期保険」
「定期保険」は、一定期間に死亡した場合に保険金が支払われる保険で、保険料は掛け捨てです。貯蓄性はまったくありませんので、保険期間が終了しても保険料は返ってきません。途中で解約した場合に解約返戻金が戻ってくる可能性もありますが、あってもわずかな金額です。基本の掛け捨て型から検討した場合、最初の候補はこの「定期保険」となるわけです。
「終身保険」
「終身保険」は、死亡保障が死亡するまで続く保険で、保険料を支払う期間が60歳までなどと決まっているタイプと、一生涯払い続けるタイプがあります。また、一定の貯蓄機能もあり、解約した場合は解約返戻金として払った保険料の何割かが戻ってきます(保険料払込満了後一定の期間を超えると、払った保険料より多くなります)。
「変額保険(終身型)」
「変額保険(終身型)」も「終身保険」同様、死亡保障が死亡するまで続く保険で、保険料を支払う期間が60歳までなどと決まっているタイプと、一生払い続けるタイプがあります。しかし解約返戻金は運用成績によりマイナスになったりプラスになったりと全く予測できません。逆にメリットととしては、保険料が終身保険より約10%か~30%ほど安く、インフレがおきた場合に保険金額が増加していきます。もちろん、加入時の保険金額の最低保証がある為、デフレにより保険金額が契約時より下回ることはありません(解約の可能性が少ない方にはオススメです)。
「養老保険」
「養老保険」も「定期保険」と同じく、一定期間に死亡した場合にのみ保険金が支払われますが、一定期間が終了した場合に保険金と同等額の満期保険金が支払われます。貯蓄性が高いため、ほかの2つの商品よりは保険料が高くなってしまいます。
 
代表的な保険の比較(図3)
  定期 終身 変額(終身型) 養老
保障期間 一定期間 死亡するまで 死亡するまで 一定期間
保険料 ほぼ掛捨 貯蓄性高 割安死亡保険 貯蓄性高
保障額が同じ場合の保険料 安い 高い やや高い 最も高い

つい最近まで、生命保険ではこういった保険は単独商品として売られておらず、定期付終身保険、定期付養老保険といったように主な保険がセットになっているのに加え、医療保険や、傷害・災害保険のような交通事故などに遭ったときの保障(一般的に、単品としては損害保険会社で扱う商品)なども特約として付加されて販売されるのが一般的でした。
もちろん特約を付加するかどうかは加入する人が決めるのですが、いろいろな保険を検討して複数の保険に入るより手間がかからないこともあり、1つの保険としてセットで加入するケースが多かったといえます。

しかし、現在では外資系の生命保険会社を中心に単独商品としても数多く販売されています。セット販売はせず、無数のタイプの保険を自分で組み合わせることができるという保険会社もあります。

いろいろな保険を検討するのは確かに面倒ですが、生命保険を選ぶときには、原則としてこうした「単品」で選ぶのがよいでしょう。どの保険にいくら保険料を払っているのかがひと目でわかりますし、自分に不必要な保障をつけずに済みます。
やはり自分に最適な保険に安く入るためには手間を惜しまないことが基本です。

セットや特約が必要ないというわけではなく、まずはシンプルに考えてみてそこからいろいろなものを足したり、状況によっては保険のタイプを変えたりすればよいのです。



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